先日、岩国市小瀬地区に住んでいる方を対象に、洪水災害・土砂災害についての防災講習会を行いました。
講習会前日に台風襲来
講習会数日前には、台風10号の影響により、各地で洪水災害や土砂災害などの甚大な被害が発生し、岩国市では警戒レベル3、周南市では警戒レベル4が発令されました。
山口県は台風の進路がずれたことで被害はほとんどありませんでしたが、各地の被害状況を考えると、山口県にも大きな被害が発生してもおかしくない状況でした。
そんな台風10号が過ぎた後での講習会だったため、どこに避難したらよいか、いつ避難したらよいかなど、多くの方から質問をいただき、みなさんとても真剣な様子でした。
本講習会のテーマ
今回の講習会では、
- 洪水災害・土砂災害の基本的な防災知識
- 避難カード作り
- 土砂災害の前兆現象
- 簡易水防工法
以上の4つにテーマを絞り、進めていきました。
毎回みなさんにはお伝えしていますが、災害から命を守るために一番大切なのは、早い避難です。
そしてそれを可能にするのが避難カード(避難の計画)です。
ハザードマップは知っているけど、自宅にどんな危険があるのかを把握していない方が多く、そこをスタッフ全員で、丁寧に説明しながら、避難カード作りを行いました。
参加者からは、「座学の中で災害の怖さを肌で感じた。」「実際に避難カード作りや土のう訓練を行うことで訓練の大切さや早い避難の大切さに気づけた。」などのコメントをいただき、とても効果的な講習会ができたと感じています。
「大丈夫だろう」の根拠は?
多くの方が「大丈夫だろう」という考えを持っています。
みなさんは、その「大丈夫」という判断に、根拠はありますか?
私は、「根拠のある大丈夫」ならよいと思っています。
なぜなら「安全」と「危険」を判断するうえで必ず必要だからです。
ですが「根拠のない大丈夫」は絶対に駄目です。
「根拠のない大丈夫」は、ただの過信や慢心であり、そういった心の隙を、必ず災害は狙ってきます。
だから、事前にしっかりと学びしましょう。
学ぶことで、知識が身に付き、根拠のある判断が行えるようになります。
防災について学ぶことが、命を守るために一番大切なことであり、最初の一歩です。
大切な命を守るために、私達と一緒に楽しく学びましょう!
講習会を依頼したい方は、山口消防防災探究会のホームぺージまたはDMなどから、気軽にご連絡ください。
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