【後編】USAR研修をアメリカで受講!日本版USARの未来を探る

先日、私はUSAR発祥の地・アメリカに渡り、5日間のUSAR研修を受け、無事に修了しました。

5日間のUSAR研修を共に受講した仲間たち

研修名は【Structural Collapse Specialist1(SCS1)研修】。

日本からの受講者は私を含め6名で、研修先はUSARカリフォルニア・タスクフォース3。

研修先のUSARカリフォルニア・タスクフォース3

全米最強と名高いUSARチームです。

目次

研修内容

SCS1の研修内容は…

  • 倒壊建物の評価
  • 倒壊建物内の安全確保
  • 進入口の設定
  • 障害物の除去

など、実践的なUSAR技術の習得に重点が置かれていました。
(詳細はInstagramやFacebookでご覧ください。)

今回、一緒に受講したメンバーは、私と同じ志を持つ熱い仲間ばかり。

毎日全力で訓練し、熱く討論し、夢を語り合いました。

そして、私たち6名は、日本人初のSCS1修了者となりました。

このチームで日本人初の歴史を刻めたことを、誇りに思います。

アメリカのUSARを日本に適用するには?

今後、私はより多くの人にUSARを広めていくつもりです。

しかし、アメリカで学んだ技術をそのまま日本に適用するつもりはありません。

なぜなら、アメリカのUSARはコンクリート造の建物を想定しており、日本の建築環境とは異なる部分が多いからです。

だからこそ、私は「USARの本質を理解し、日本版USARを作り上げる」という目的を持って研修に参加しました。

実際に研修を受講して感じたのは、アメリカのUSARは非常に合理的で、すべての技術に明確な根拠があり、シンプルかつ効果的であるということ。

知識や技術が深まっただけでなく、これまで以上に「自分が目指すUSARの形」が明確になりました。

私は、ようやくスタートラインに立てたと感じています。

USAR技術を広め、日本の震災救助を変える

山口消防防災探究会では、これからUSARの探究を深め、山口県から日本版USARを広めていきます。

私たちが力を合わせれば、日本のUSARは必ず進化する。

すべては、災害に強い地域をつくるために。 そして、災害で亡くなる人を一人でも減らすために。

まずは、研修結果の報告と訓練環境の整備を直近の目標として動きます。

みなさん、期待して待っていてください!

終わりに

この研修に関わってくださったすべての方に、心から感謝を伝えたいと思います。

インストラクターとして、私達に一生懸命、指導してくれたロイ、本当にありがとう。

コーディネーターとして通訳と身の回りの世話など全部やってくれたヒロさん、本当にありがとう。

こんな自分を仲間として受け入れ、共に訓練し、共に語り、共に夢を見て、共に挑戦してくれてありがとう。

みんなと出会えてよかった。本当にありがとう。

5日間のUSAR研修を共に受講した仲間たち

チーム「6 Hammers」サイコー!!

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