‟子どもは静かに溺れる”―プール監視員のための救命講習会を実施しました

本日、岩国市立本郷中学校において、「プール監視員のための救命講習会」を実施しました。

目次

「救命」と「事故予防」、両方を学ぶ講習会

溺水時の救命処置(心肺蘇生・AED・119番通報)

今回の講習会では、万が一プールで事故が発生した際の対応として、溺水時の救命処置(心肺蘇生・AEDの使用・119番通報・救急隊への引き継ぎ)を実践的に学びました。

事故を未然に防ぐ監視のあり方

プール事故というと、「事故が起きた時にどう対応するか」に意識が向きがちです。

しかし、本当に大切なのは、事故を未然に防ぐこと。

今回の講習会では、事故予防の視点についても重点的に共有しました。

  • 監視員の適切な配置(死角をつくらない)
  • 定期的な人数確認
  • 危険箇所の把握(排水口、はしご、深い場所、プールサイドなど)
  • 溺れているサインを見逃さない観察力

子どもは静かに溺れる――”異変を見抜く”監視とは

特に重要なのは、「子どもは静かに溺れる」という現実です。

手を振って助けを求める、叫ぶ――そんなイメージとは違い、実際には静かに、そして突然、異変が起こります。

だからこそ、”なんとなく見る”監視ではなく、”異変を見抜く”監視が必要です。

チームで動く、同時進行の事故対応

万が一の事故発生時には、一人で対応するのではなく、以下の行動をチームで同時進行することの重要性も確認しました。

  • 周囲へ知らせる
  • 救助する
  • AEDを準備する
  • 119番通報する
  • 他の子どもたちを安全な場所へ移動させる

山口消防防災探究会では、事故が起きてから対応する力だけでなく、事故を起こさせないための備えにも力を入れています。

大人の過信が、命を奪う

子どもたちの安全を守るために必要なのは、知識だけではありません。

「大丈夫だろう」という思い込みを捨て、常に危険を予測し続ける意識です。

プール事故の9割は、監視のもとで起きています。

事故の原因の多くは、過信や慢心。

大人の過信や慢心で、子どもの命が失われることがあってはなりません。

大人としての責任を持ち、これからも子どもたちの笑顔を守っていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次