今シーズンも“浮いて待て”講習会、全日程が無事終了しました
今シーズンの浮いて待て講習会、全て終了いたしました。
山口ラッコ隊の皆様、今シーズンも大変お世話になりました。
11校の児童・保護者・教職員に伝えた水難事故の危険と対処法
今シーズンは、県内11校の児童、保護者、そして先生方に、水の事故における危険性や浮いて待つことの大切さなどを伝えることができました。








機会を作ってくださった依頼者の皆様方には本当に感謝しております。
ありがとうございました。また、来シーズンもよろしくお願い致します。
“浮いて待て”とは?命を守るサバイバルスキル
さて、皆さんは、「浮いて待て」というワードを聞いたことはありますか?
「浮いて待て」とは、万が一、溺れてしまった場合に行うサバイバルスキルのことで、救助が来るまで背浮きの状態で浮いて待つことを指します。
なぜ水の事故で命を落とす人が多いのか?
それでは、なぜ「浮いて待て」が大切なのかを、Q&A形式でお伝えしようと思います。
- 昨年1年間で水の事故が何件発生したでしょうか?
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約1500件です。
注目すべきは、そのうち何人の方が亡くなったのかということです。
これが約800人です。つまり、1件の水の事故に対し、50%以上の確率で亡くなっているということです。
※ 山口県では昨年1年間で水の事故は29件発生し、18人の方が亡くなっています。
- なぜ水の事故で毎年多くの人が亡くなっているのでしょうか?
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浮いて待つことができなかったからです。
溺れる原因は、「深みにはまった」「流された」「浮力体なしで助けにいった」など様々ですが、救助が来るまで浮いて待つことができていれば、多くの方が生還できたと言えます。
ではなぜ浮いて待つことができなかったのか?それは次の問題に繋がります。
水の事故は“遊んでいる時”に起きる
- 水の事故が多く起きているのは、「水泳中」と「水の近くで遊んでいるとき(つり、水遊びなど)」のどちらでしょうか。
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水の近くで遊んでいるときです。
つまり、水の事故は服を着た状態で起きることの方が多いということです。
溺れてしまった多くの人が、バタバタしたり、もがいたり、岸まで頑張って泳ごうとします。
しかし、服を着た状態で溺れた場合に、バタバタしたり、もがいたり、泳いだりすることは絶対にやってはいけません。
なぜなら、服が多くの水分を吸収し重くなり、抵抗となることで、一瞬で体力がなくなってしまうからです。
服を着た状態こそ、“浮いて待て”が命を守る
では、服を着た状態で浮くことはできるでしょうか。
実は服を着ている場合は、服が多くの空気を含んでいるため、浮きやすくなります。
普段履いている靴も浮力があり、浮くために利用することができます。
だから溺れたときは、バタバタしたり、もがいたり、泳いだりしてはいけません!
「浮いて待て」をしてください!
知っているだけじゃダメ!体で覚える“浮いて待て”
ここまでの内容で、「浮いて待て」の大切さが理解できたと思います。
ですが、頭で分かっているから、実践で使えるとは限りません。
当然ですが、浮いて待つことには技術が必要です。
泳ぐ技術と浮いて待つ技術は、まったくの別物だと考えてください。
さらにいうと、溺れた時は、十中八九パニックに陥っています。
そのため、「浮いて待て」を身体で覚えさせる必要があります。
自転車の乗り方を身体で覚えるのと一緒です。
だから、しっかりと練習する必要があります!
自分の命を守るために、ぜひ私達と一緒に「浮いて待て」を練習しましょう!
誰にでも起こる水の事故。楽しい夏を安全に
これから、増々、海や川で泳ぐ機会が多くなると思いますが、ライフジャケットの着装もとても大事なことです。
水の事故は誰にでも起こり得ますので、細心の注意を図りながら、この夏シーズンも楽しい思い出を作ってください。
夏休み中も講習会の依頼を受付中!
山口消防防災探究会では、夏休み中であっても「浮いて待て講習会」の依頼があれば実施いたします。
ぜひ気軽にホームページからお問い合わせください。

