災害ボランティア活動を通じて感じたこと

令和5年6月30日から発生した大雨により、山口県内では、西部、中部を中心に、およそ400棟の住宅が浸水するなどの大きな被害が発生しました。

令和5年7月2日には被害の大きかった各市において、災害ボランティアセンターが設置、山口消防防災探究会においても、会員たちが、災害ボランティアとして、可能な限り参加し、現地で活動しました。

当探究会の会員である萩野さんも、今回、災害ボランティアに参加してくれたメンバーの一人です。

萩野さんは、今回が初めての災害ボランティアの参加となり、7月4日、私と共に、被害の大きかった美祢市で活動しました。

そのときの状況や感じたことなどをみなさんにお伝えするため、今回、萩野さんが記事をまとめてくださいました。

以下、萩野さんが作成した記事になります。

目次

災害ボランティアの参加に至った経緯

忘れもしない平成30年7月の西日本豪雨災害。

西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫、浸水害、土砂災害などが起き、甚大な被害が発生、200名以上の方の命が失われました。

私自身も大きな被害を受け、家屋は床上浸水、車は廃車の状態となり、途方に暮れていました。

そのような状況の中、地域の方や友人、災害ボランティアの方がこられ、復旧作業を手伝ってくれました。本当に助かりましたし、ボランティアにこられた方に対し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

その後、地域のために何かできることはないか、いろいろと考えるようになり、消防団へ入団、そしてこの4月に、縁があって山口消防防災探究会へ入会しました。

今回の大雨により、山口県内では多くの方が被災、美祢市では災害ボランティアセンターが開設されているものの、ボランティアの数が足りていないという情報を得ました。

少しでも復旧作業のお手伝いができればという思いと、西日本豪雨災害のときに感じた感謝の気持ちをお返ししたいという思いに後押しされ、今回初めて、災害ボランティア活動に参加しました。

活動内容

浸水被害にあった住宅2軒において、家財搬出、畳上げ、床剥がし、床下土砂搬出などを行いました。

まずは家財などを屋外に搬出しましたが、2軒とも床上30~50㎝以上浸かった跡があり、1階の家財はほぼ全滅、ベッドや冷蔵庫、たんす等の大物を含めて、1階の家財ほぼ全てを屋外へと搬出する、かなり重労働な作業となりました。

その後、畳を上げて屋外に搬出しましたが、畳は大人2名で搬送するのが困難なほど、水分を吸い取っており、これもかなり重労働な作業となりました。

畳搬出後は、床板を全て剥がし、床下に堆積した泥を屋外に搬出、風通しを良くし、しっかりと換気を行いました。

気付き

かなり気温が高い中での活動であったため、こまめな水分補給と休憩を行い、熱中症を予防し、体調管理をしっかりと行うことが大切だと感じました。また、無理せずこまめに休憩することは、体調管理の面だけでなく、心の余裕にも繋がり、被災者の方への気遣いなどにも影響すると感じました。

足場が悪い中での活動だったため、チームリーダーや周りの仲間たちへの注意喚起の声かけなどが、すごく大切だと感じました。また、声かけをすることでチームの一体感が生まれ、良い雰囲気を作ることにも繋がると感じました。

休憩時、被災者の方と会話する機会があり、被災者の方の気持ちに寄り添うことの大切さを感じました。被災者の方は長期間の復旧作業を強いられることから心と体が疲弊しています。そのことは被災経験のある私だからこそ理解できます。復旧作業をお手伝いすることで被災者の方の体の負担を軽くすることはもちろん大切です。さらに、そこにプラスして、被災者の方の気持ちに寄り添い、心の負担も軽くしてあげることができれば、最高の災害ボランティア活動ができると感じました。

まとめ

災害後はできるだけ早い復旧が求められることから、被災してすぐの段階で、災害ボランティア活動を行うのが理想です。

今回私が参加した、美祢市の現場は、被災してから4日後の、わりと早い段階での活動となりましたが、まだ完了していない残りのニーズが60以上もあり、完全にボランティアが足りていない状況でした。これが現実だということを知り、災害ボランティアに参加しやすい環境を作るなどの、仕組みが必要だと感じました。

都合により災害ボランティアに参加できないのは仕方ありません。しかし、災害ボランティアに参加する気持ちがあっても、なかなかその一歩が踏み出せないという方がいるのであれば、ぜひ、山口消防防災探究会に入会してください。

私自身も一人での参加となると、中々、一歩が踏み出せなかったのですが、当探究会に入会したことで、仲間と共に活動することが、とても大きな力となり、今回、災害ボランティアへ参加することができました。

また、その後にあった地域の防災訓練では、スタッフとして参加するなど、小さな一歩が、とても大きな一歩に繋がったと、ひしひしと感じています。

一人の力は小さいですが、仲間と一緒であれば、とても大きな力になります。

毎年、自然災害が起きている日本だからこそ、仲間と一緒に、乗り越える必要があると強く感じています。

私は今後も、さらに仲間を増やして、災害ボランティア活動に参加したり、防災訓練などにスタッフとして参加するなど、災害に強い地域作りを目指していきたいと思います。

もし、興味がありましたら、共に活動してみませんか?

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