第2回USAR研修報告会 ~阪神淡路大震災から学ぶ大規模災害時の共助と消防団の役割

目次

報告会開催のご報告とご参加への感謝

先日、第2回目のアメリカUSAR研修報告会を開催しました。

消防団の方をはじめ、自主防災の方々など、多くの方が参加してくださり、本当に感謝しています。

みなさん、ありがとうございました。

同報告会では、USARの必要性や具体的なUSAR技術、大規模災害時における自助・共助の重要性などについてお話しさせていただきました。

最後の質疑応答では、共助として救助活動するためには具体的にどういった資機材を備えればよいのかなど、共助としてUSAR技術を前向きに取り入れていく考えを、多くの方が示してくれました。

大規模災害における共助の重要性とは

今回は、大規模災害時における共助の役割、そして、共助の核となる消防団の重要性について、阪神淡路大震災を例にお伝えします。

阪神淡路大震災における消防団の救助実績

阪神淡路大震災における救助活動では、消防団を含む地域住民の「共助」による救助割合が、消防・警察・自衛隊などの「公助」よりも高かったことが特徴的です。

具体的には、倒壊建物内に閉じ込められた人のうち、8割が「共助」によって救助され、残りの約2割が「公助」によって救助されました。

消防団と地域住民の信頼関係がもたらす力

この結果から、大規模災害時には、「公助」である消防機関では、とても手が足りず、消防団を含む地域住民の「共助」が、いかに重要なのかが分かります。

また、この時救助された人のほとんどが発災から15分以内に救助されており、その要因となったのが消防団の活躍でした。

ある集落の現場では、消防団の活躍により、倒壊建物から全ての生存者を迅速に救出し、行方不明者・負傷者を含む全ての確認作業を発災当日の夕方には終了したという事例があります。

また、消防団が倒壊建物内に閉じ込められた人の位置を正確に把握していたおかげで、迅速な救助に繋がったという事例も多数あります。

これらのことから、大規模災害時には、地域に密着した消防団と地域住民の日頃からの信頼関係が、救助活動を行ううえで大きな力を発揮するといえます。

初動期の人海戦術と共助の役割

大規模災害時には、技術や資機材だけでなく、人海戦術を取らなければならない場合が多々あります。

発災直後の初動期は特に、地域住民同士の助け合い、人命救助や初期消火への努力が被害の軽減に繋がります。

その中で、地域に密着した活動を続けている消防団は、「地域防災の要」といえます。

消防団員減少の現状と防災力強化の取り組み

近年、消防団員数は減少傾向にあり、地域防災力の低下が懸念されていますが、私達、山口消防防災探究会は、大規模災害時における共助の重要性をより多くの方に伝え、USARを通じて消防団の方々の活動を支え、地域の防災力強化に貢献したいと、本気で考えています。

皆で築く災害に強い地域社会への呼びかけ

興味のある方は、ぜひ気軽にホームページから問い合わせください。

みんなの力で、災害に強い地域を作っていきましょう!

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