いわくに市民活動カフェに出展 ~ 揺れを体験し、備えと行動を考える ~

令和8年1月25日(日)、フジグラン岩国6階で開催された「いわくに市民活動カフェ」に出展しました。

当日は多くの市民活動団体が参加し、防災や地域づくりについて学び、体験できる一日となりました。

私たちは、地震災害をテーマに、揺れ体験を主としたブース展示と、建物倒壊時の救助実演を行いました。

目次

ブース展示:揺れを体験し、現実を知る

ブース展示の中心は、地震の揺れ体験です。

実際に揺れのある状況下で身を守ろうとすると、体を安定させることが想像以上に難しいことを、多くの来場者が体感されていました。

この体験を通して、「どの姿勢が安全なのか」「どうすれば倒れにくいのか」をその場で確認・調整することで、知識だけではなく、行動として身を守る防災を学ぶ機会となりました。

揺れ体験の後には、「揺れのあとに何が起こるのか」「そのとき何が必要になるのか」という視点から、防災グッズ展示と相談会を実施しました。

特に、携帯浄水器や携帯トイレには多くの関心が集まり、断水やトイレ不足が続く避難生活を具体的にイメージしながら、使い方や選び方について質問が寄せられました。

あわせて、消火器・消火スプレーの使い方体験や、感震ブレーカーの重要性についても紹介しました。

感震ブレーカーは、地震後に発生しやすい通電火災を防ぐ有効な対策であり、「揺れが収まった後の火災対策」として重要な備えです。

ステージ出演:押し下げ救助と共助の力

ステージでは、「地震で挟まれた人の救助方法」として押し下げ救助の実演を行いました。

建物倒壊により胸部などを圧迫され、外傷性の窒息・呼吸不全で亡くなるケースは少なくありません。

こうした状況では、消防の到着を待つ時間的余裕がなく、その場に居合わせた人による共助が命を左右します。

実演では、救助に入る前に避難場所と避難経路を確保し、救助者自身の安全を守ることを最優先としたうえで、梁の下に身近な物を詰めて圧迫を軽減する「安定化」を行い、その後、ノコギリなどで床をL字にカットし、床を押し下げて空間を作る「押し下げ救助」を紹介しました。

救助の前に、日頃の備えを

あわせて、建物倒壊による犠牲者を減らすためには、家具固定や住宅の耐震化といった日頃の備え(自助)が極めて重要であることもお伝えしました。

倒壊や家具転倒を防ぐことができれば、挟まれ事故そのものを減らすことにつながります。

一人ひとりができる備え(自助)と、地域で助け合う力(共助)を高めることが、災害時に多くの命を守ることにつながります。

そばに居合わせた人にしか、救えない命がある

そばにいる人の行動が、命をつなぐ。

それは特別な誰かではなく、家族であり、近所の人であり、今ここにいる私たち一人ひとりです。

その現実を正しく知り、同じ危機意識を共有し、地域全員で備えることが、これからの防災には強く求められています。

南海トラフ巨大地震に対して、「何もできない」のではなく、

「今からできることを、みんなで積み重ねる」ことが、多くの命を守る力になります。

その第一歩が、自助と共助を高める行動です。

私たちはこれからも、災害対応に関わるさまざまな立場の知見や経験を活かしながら、

地域の皆さまと一緒に学び、考え、行動できる防災を広げていきます。

そばにいる人の命を守れる地域をつくるために、これからも地域と共に歩み続けます。

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