講習会の実施概要
先日、岩国市社会福祉協議会 社協ヘルパーセンター由宇様から、地震防災講習会のご依頼を受け、訪問介護先での地震対応要領を中心にお話しさせていただきました。
今回の講習会は、訪問介護先での地震対応ということで、これまで行ってきた講習会と若干、変わる部分はありましたが、やはり基本は一緒です。
地震対応の基本原則
どういうことか・・・それは、「自身の安全確保を最優先とし、それができてから利用者様への対応を行う。」ということです。
これは、他者を優先すると地震後の救出や救援活動ができなくなる危険があるからです。
だから、まずは自分自身の安全を確保することが基本であり、最優先事項となります。
訓練の実施:座学とシェイクアウト

座学で、基本的な避難方法を学んだ後、シェイクアウト訓練を行いました。
訓練では訪問先で地震が起きたことを想定し、利用者様役をベッドと車椅子に配置し訓練しました。
参加者全員が、命を守るための行動をしっかりととることができ、本当に良い訓練になったと思います。
また、訓練後の振り返りでは、
- 家の中でどこが安全なのかを事前に把握する必要がある。
- 家具固定がすごく大切だ。
などの、事前の防災対策の必要性に多くの方が気づいてくれ、参加されたみなさんの意識の高さに、とても感動しました。
やはり、座学でインプットしたことを、すぐに訓練でアウトプットすることで、参加者の理解度が上がり、多くの気付きも得られるため、非常に効果的だと感じています。
災害対応に必要な考え方

災害対応は暗記ではありません。
その場の状況に応じて、瞬時に判断し、行動しなければ、命を守ることはできません。
だから、大切なのは「災害をイメージすること」です。
普段から災害をイメージすることで、危険が予測でき、正しい行動がとれるようになります。
災害をイメージしましょう!
参加者の声


参加したみなさんからは、
- 災害に対する基本が学べてよかった。
- 新しい知識習得ができた。
- 訪問先で実際に地震が起きた場合を想定した訓練ができ、とても分かりやすかった。
など、多くのうれしい言葉をいただきました。
皆さまへの呼びかけ
南海トラフ巨大地震の発生が迫っています。
自分や家族、大切な人達を守るために、みんなで協力して、備えていきましょう!
講習会の依頼は、気軽にホームページからお問い合わせください。

