山口消防防災探究会の今年最初の活動です。
先日、フジグラン岩国で、「市民活動カフェ2024」が開催され、当探究会も同イベントに参加してきました。
市民活動カフェとは、様々な分野で活動中の市民活動団体が集まり、ステージ実演、バザー、体験講座など日頃の活動を紹介するイベントです。
今年は約 1,200 人の方が来場し、多くの方に、私達団体の広報及び防火・防災の普及啓発活動を行うことができました。
ブース展示
ブース展示場では、
- 消火器の取扱い方法
- ロープの取扱い方法
の2つを展示しました。
特に消火器の取扱いには多くの方が興味を持ってくれ、使い方だけでなく、注意点であったり、点検の方法など、多くの質問がありました。
ステージ実演
ステージ実演では30分の時間をいただき、地震災害を想定した、
- 「倒壊家屋により挟まれ人を救助する方法」
- 「車が使用できない状況において負傷者を長距離搬送する方法」
上記の2つの救助方法をみなさんにお伝えしました。
その後、参加者を募り、実際に体験してもらい、参加者様からは、
「貴重な体験ができてよかった。」
「知っていると知らないとでは今後の対応が全く違う。」
などのコメントをいただき、非常に関心を持っていただけたと感じています。
みなさんに伝えたかったこと
今年元旦に起こった能登半島地震では、甚大な被害が発生し、200 人以上の方が亡くなり、今なお犠牲者は増え続けています。
多くの方がテレビなどの報道を見て、心が痛いと感じていることと思います。
災害は理不尽です。
日本にいる以上、いつ、どこで、災害が起きるかわかりません。
突然、大切な人を失うこともあります。
その中で、生き残る人と亡くなる人、この差はいったい何なのでしょうか。
私は「知っているかどうか」が、この差だと思います。
もし、その災害の危険性、対応方法を知っていれば、事前の準備や、万が一の時に命を守る行動がとれ、助かったかもしれません。
もちろん、知っているから、行動したから、必ず助かるというわけではありません。
ですが、生き残る可能性は確実に上がります。
この可能性を上げていくことが、生き残る人と亡くなる人の差だと思います。
だから、私たちは、災害について、もっと知らなければいけません。
もっと多くの人に伝え続けなければいけません。
災害について知ることが、自分の命と、大切な人の命を守ることに必ず繋がります。
今回のイベントが、みなさんの命を守ることに、少しでも繋がれば幸いです。
ボランティア・被災地への支援をお考えの方へ
今回の能登半島地震で被災した方々のために、ボランティア活動をしたいと思う人は多いと思いますが、今は、自衛隊や消防・警察・医療関係者など多くの専門家が現地に派遣されています。
道路が陥没していたり、渋滞も予想されますので、一般の方が行くと、緊急車両の妨げになる可能性があります。
むやみに現地に行くのは控えましょう。
募金の協力や、ボランティア登録など、今できることはあります。
私達、山口消防防災探究会も、現在、災害ボランティアに向かうための準備を進めているところです。
ボランティアの受け入れ態勢が整い次第、必ず行きます。
さいごに
この度の能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。
また、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
一刻も早い、安否不明者の発見と、復旧・復興を心から願っています。
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