先日、「プール監視員のための救急救命講習会」を市内の小学校で行いました。
「万が一」が起こらないための対策を
毎年6月~7月の時期になると、どこの学校でも救急救命講習会を行います。
これは、プールでの水泳指導時や夏休みのプール開放時に、万が一のことが起きた時に備えて行うことを目的としてやっているものと思われます。
たしかに、万が一に備えて、救命講習を行う必要がありますが、万が一のことが起こらないための対策(プール監視の方法)を学ぶことは、ほとんどないと思います。
保護者の話では、「どうやってプール監視をしたらよいのか不安だ」という声をよく聞きますし、多くの方が不安を抱えたまま、プール監視を行っているのが現状です。
また、子供の溺水では、人工呼吸の必要性が高くなるほか、嘔吐対応なども、かなり重要になってきます。
万が一の時の対処法
万が一の時は、他の子供たちはどうすればよいのか、救急車は学校のどこに停めるのか、学校に置いてあるAEDはどうやって使うのかなど、実際の事故を想定した流れを明確にし、訓練する必要があります。
山口消防防災探究会では、保護者の方や先生方が、プール監視を行ううえで必要なプール監視の方法や、実際に子供が溺れた時に行う具体的な措置を、みなさんに分かりやすくお伝えします。
今回行った学校においても、受講者からかなり満足していただき、「プール監視の不安が解消できた」や、「実際に事故が起きた時の流れが明確になり、動けるイメージができた」など、たくさんの評価をいただきました。
興味のある方はご連絡ください。
さいごに・・・
事故や災害は、しっかりと対策をとることで減らすことはできます。
しかし、ゼロにすることは非常に困難です。
だからこそ大切なことは、常に事故を想定し備えることです。
本当の意味で子供たちの安心と安全を守るために、私達大人は、何かあったときのために常に備えなければなりませんし、それが大人の責任だと思います。
これからも、常に事故や災害に備えることを忘れないでいきましょう。
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